【ビフォーアフター】古民家リノベーション@岸和田市古民家 Japan Traditional House Renovation in Osaka

  • 2020.05.30
  • DIY
【ビフォーアフター】古民家リノベーション@岸和田市古民家 Japan Traditional House Renovation in Osaka

岸和田市 古民家リノベーション 
Japan Traditional House Renovation @ Osaka

大阪府岸和田市で改修の設計、
監理をさせて頂いた古民家リノベーションの
Before After動画になります。


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大阪府岸和田市の築95年の古民家改修。
中庭をコの字型に囲った民家は、主屋と離れが長屋門によって繋がれた構成となっています。
今回は主屋の全面改修を行いました。

代々引き継がれてきた民家を、サーフィンが趣味のご夫婦と愛犬が現代のライフスタイルに合わせて住み継いでいきます。

駐車場は主屋の西側に面しており、長いサーフボードを運び出すには東側の門から幅員1m程の里道(リドウ)を通り、道角2つ超えていかなければなりません。
そこで、駐車場に面したかつての8畳間と押入を土間化し、サーフボードが壁掛けでき、かつ、ウェットスーツなども洗濯/物干しできるガレージ収納を設けました。

鴨居下高さは伝統的な1740mm程度で、高身長のご主人にとっては暮らしづらいが、せいのある鴨居は大黒柱に挿さり構造的な貫の役割も果たしているため解体できませんでした。

そこで畳間以外の床レベルを1段下げる方法をとることにしました。

何れにしても基礎補強で床を解体する必要があったこともあり、工程的にも合理的な方法だった上、開放的な中庭との距離も近づけることができました。

また、以前は田の字型プランの各室に箪笥を置く収納方法だったが、今回は主寝室隣にもウォークインクローゼットを隣接して確保し、LDKには斜め30°の壁を配置、玄関からキッチンまでアクセスする裏動線も兼ねてパントリー収納を確保しました。収納空間を生活空間の間に取り込むことで、収納空間を身近に置き暮らしやすさを実現した上、生活空間同士のプライバシーを明確に分ける役割も担います。

裏動線も兼ねた30°の壁は、トラディショナルな水平垂直平面に新たな方向性を生み出し、空間の広がりを一層引き立てています。

一方、高さ方向には、屋根裏空間に上がる階段室の踊り場を活かし、観葉植物を飾る光庭を置きました。光庭とキッチンの間の壁にはかつて使われていた古ガラスの建具をはめ込むことで、光量を取り入れやすい南側掃き出し窓から距離のある北側キッチンへも、北側からの柔らかい光を拡散して取り込みます。

光庭のある階段踊り場の下には、愛犬黒ラブラドールの犬小屋を確保。聴覚が敏感な犬にとっても、飼い主のいるリビングに程近くも落ち着く住処を確保しました。

意匠面だけではなく、次世代へ住み継がれるべきための建物の長寿命化もしっかりと施しました。

断熱面は、既存土壁の解体を最小限に抑え外断熱。土壁の蓄熱性を活かした熱容量の高い住宅を目指した。屋根は2種類の断熱方法を使用。

既存野地板を仕上げとして見せる下屋の部分はフェノバボードによる屋根上断熱とし、その他は屋根下にセルロースファイバーを吹きこむことで、前者の方法ではウィークポイントとなりがちな面戸の断熱もしっかり確保しています。

また耐震面では、束石立ての基礎に配筋/コンクリートを打設し補強し、屋根は既存の日本瓦を降ろし、防水もしっかり施した上で軽量なガルバリウム鋼板で葺き替えました。

○主な仕上
[外部]
外壁:焼杉サンド仕上(中本造林) 縦張
屋根:ガルバリウム鋼板

[内装]
床:杉無垢フローリング(節あり/節なし)、CF
壁:漆喰、フレキシブルボード、OSB合板、クロス
天井:既存垂木野地板現し、ラワン合板、クロス

[断熱]
床:ソフティセルONE t90
壁:スタイロフォーム1B t70
屋根:[下屋]フェノバボードt70
[大屋根/その他]セルロースファイバー(ダンパック) t185

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