感染対策でアウトドアの人気が高まるなか、個人で山を買う人が今、増えています。アウトドアからテレワークまで、思い思いの「マイ山ライフ」とは。
山梨県内の山道を進む男性目的は、登山ではありません・・・。
田原千さん(52):「山を買いにきました。プライベートでキャンプ場ができればと思って」
4人の息子がいる田原さん。コロナ禍でも、周りを気にせず家族で楽しめる場所がほしいと、山の購入を検討しているといいます。
山の売買を手掛けている「山林バンク」によると、コロナ禍以降、個人で山を購入する人が増えているといいます。
山林バンク・辰巳昌樹代表:「ずっと家の中で密閉状態にいるということで『開放されたい、自由になりたい』キャンプ(目的)の問い合わせが圧倒的に多い」
コロナ禍の“マイ山ライフ”とは。
森下裕隆さん(39)「見えている所、全部、僕らの土地」
キャンプ好きの森下さんが購入したのは茨城県にある山のおよそ600坪の土地。気になるのは、そのお値段。
茨城県の山を購入・森下裕隆さん:「50万円。固定資産税がかかるけど、(年間)数百~数千円」
現在、山林バンクの扱う関東の山には、数十万円で買える傾斜が緩やかなファミリー向けの土地も少なくないのだとか。娘の湊月ちゃん(6歳)と毎週のように訪れ、アウトドアを楽しんでいるという森下さん。
茨城県の山を購入・森下裕隆さん:「(子供が)家の中から一歩も出られないとか、一番遊びたい時期なのに楽しくないのはかわいそう」
湊月ちゃん:「保育園では『お部屋は狭いから(走っては)ダメ』って言われているけど、お山だったら(走れて)いいなー」
さらに、森下さん、こんな使い道も。
茨城県の山を購入・森下裕隆さん:「テレワークを山でやったりする」
こちらの山では携帯電話やインターネットも使用でき、なんと、この場所からオンライン会議に参加することもあるといいます。
快適なマイ山ライフを満喫する森下さんですが、最初は苦労したそうで・・・。
茨城県の山を購入・森下裕隆さん:「うっそうとした状態。(友人と)皆でクワを持って根っこを切って掘り起こして、1年くらいかけてようやく(整備した)」
管理が続けられるかは、購入前に念入りに検討すべきだと言います。
山林バンク・辰巳昌樹代表:「去年は歩けたのに今年行ったら歩けないということも十分ある。
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